ティンバーランド 日本

しかし、やがて実家の扉には鍵がかけられてしまい、そこにも戻れなくなってしまう『My Childhood』は、すでに家族とも言えないような家族の姿を描いていたのだが、少なくとも、ジェイミー少年には帰って行く「家ホーム」だけはあった。それが、この第二部『My Ain Folk』では、その居場所さえもがことごとく奪われてしまうジェイミーが実父の母親にいびり回されるのを見ながら、まるでディケンズの小説みたいだなと思っていると、それまで散々冷たい仕打ちをしていた彼女が、ジェイミーにプレゼントだと言ってディケンズの『デイヴィッド・コッパーフィールド』を手渡すシーンが出てくるのでビックリする。情が移ったのか、それとも単に年老いて惚けてしまっただけなのか。. ティンバーランド マルイ